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もっと知って卓球!
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卓球国内トップリーグの選手として戦う選手たちから
卓球の技や用語、楽しさについてお伝えします!
Vol.03 柚花里先生が教える「しゃがみ込みサーブ」編
しゃがみこみサーブとは?
しゃがみ込みながら回転をかけるサーブのこと。
しゃがむことで全身を使えるとともに、ボールの落下速度を利用することで、より強い回転がかけられる。
《豆知識》
通常卓球の動きは、横の動きが基本だが、しゃがみこみサーブは縦に動くため、基本姿勢へ戻るのが難しい。
打ち方のポイント
フォア面で出すしゃがみ込みサーブ
耳のすぐ横で斧を振り下ろすようにスイングしてボールに回転を加える。
スイングのタイミングとラケットにボールを当てる位置によって、回転に変化をつけることができる。
-
腕を上に挙げ、肘を曲げる(肘はギリギリまで曲げない方が回転がかかりやすい)
-
利き手側の耳のすぐ横で斧を振り下ろすように
スイングする -
ラケットにボールをあて
回転をくわえる
(当てる位置で回転がかわる) -
手を真下に振りぬく
バック面で出すしゃがみ込みサーブ
ラケットを顔の前で縦に振り、バック側でボールの右側(右利きなら左側)をこすり回転をかける。
-
腕を上に挙げ、肘を曲げる。
肘はギリギリまで曲げない方が回転がかかりやすい。 -
ラケットを顔の前で縦に振る。下回転は少し右側(右利きなら左側)の方が回転がかかる。
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バック面でボールの右側をこすり回転をかける
-
手を斜め下に振りぬく
同じようなフォームからフォア面とバック面を使い分けることで回転をわかりにくくすることができます。また、回転だけではなく長さやコースも相手に分かりにくくなります。
回転がかかりやすい分、コントロールがしにくいので試合で思い通りに出せるように練習が必要です!
柚花里先生Q&A
- フォアとバックの違い・特徴
- 基本的にはフォアで出すのが主流ですが、バックでも出すことで反対の回転になり(反対に曲がる)、サーブの種類が増え、戦術を立てやすくなります。
- しゃがみ込みサーブをやることになったきっかけは?
- 小学生低学年くらいだと身長が足りなくて上手くサーブを出せなかったので身体を使いやすいしゃがみ込みサーブを練習しました。
- しゃがみ込みサーブの攻略法は?
- フォアとバック、どちらでボールをとらえているかをみて、回転方向を判断すること。
回転がかかりやすいサーブなので、自分が力を加えなくてもその回転を利用して返すことができます。 - しゃがみ込みサーブ以外も使うことはある?
- しゃがみ込みサーブで展開が良くないなと思ったときなどに違うサーブを出します。
- 卓球初心者へのワンポイントアドバイス
- ポイントは、腰を曲げるのではなく、スクワットのようにしっかりしゃがむこと。最初は1.2.3.とカウントしながらでも良いので身体を使ってリズムを取るといいです。
卓球をはじめた小さい子たちには取り組みやすいサーブだと思います。
ぜひチャレンジしてみてください。